日本サステナブル投資フォーラム（JSIF）は日本におけるサステナブル投資の健全な発展を促進することにより持続可能な社会の構築に責任を果たす企業、団体、組織、プロジェクトに健全な資金の流れを向けていく社会システムの確立に寄与することを目的とし、年次のサステナブル投資残高調査をはじめ、様々な活動を展開してまいりました。近年ではサステナブル投資残高が急増してきたものの、さらなる市場の拡大とともにその健全な発展の必要性が高まってきております。以上のような背景を基に、2020年7月に会員を対象とした3分科会を設立いたしました。
「分科会2：金融教育へのサステナビリティ統合」ではこれまでのJSIFの培ってきた金融機関向けのサステナブル投資教育実績を基に活動対象をさらに発展させるべく、活動しています。
その1つとして全国公民科・社会科教育研究会主催、日本証券業協会協力の2020年度「証券・経済セミナー」における講義「SDGsとESG投資～持続可能な社会にするには～」に分科会メンバーが講師として登壇しました。同分科会所属で早稲田大学大学院経営管理研究科准教授の重本彰子さんが上記テーマについて行った講義を2021年1月中旬から2月中旬にかけて、中学・高校の社会科の先生方に対して配信しました。
参加者からは「自分の知らない内容を紹介してくださった」「教員とは違う立場の方の捉え方を知ることができた」など好評を博し、これから社会に出る中学生・高校生への授業を通じて活かされることが期待されます。
当分科会では「金融教育へのサステナビリティ統合」にご興味のある皆様との活動を拡大したいと考えております。当分科会とのコラボレーション及びメンバーとしての参加のご希望がございましたら、ぜひお知らせください。
