早稲田大学大学院の講座「企業の社会的責任と責任投資」#1

JSIFは2017年から早稲田大学大学院経営管理研究科にて講座づくりに協力しています。(2008~2016年は同大学院のファイナンス研究科の講座)

2020年度春学期講座は、『企業の社会的責任(CSR)と責任投資(SRI/ESG)』として毎週土曜日の午前中に開講されています。

本講義は、「各アクターの役割を理解し、と同時に鵜呑みにせず、受講生それぞれの今後の活動におけるCSR/ESGへの思考と行動の一助となること」を目的に、毎回異なるゲスト講師の方にCSR/ESGに関する最前線の内容をお話いただくものです。

今年はCOVID-19(新型コロナウィルス)の影響があり、オンライン講義での実施となりましたが、講師の方々のご協力で無事講義が開始しました。

第一回目である今回は、「サステナブル事業・サステナブルファイナンス総論」として今期担当教員である岸上有沙氏よりお話頂きました。ESG・サステナビリティの変遷と課題、その生態系として様々なステークホルダーの紹介がなされ、ESG・サステナビリティに関する情報源に留意することが重要である点が示されました。学生同士でも活発な議論が交わされました。

アンケートにご回答いただいた受講生の方の属性は、企業の管理部門と営業部門の方が約半数、IR・CSRレポートや統合報告などのコンサルタント・アドバイザーの方が若干名いらっしゃるようです。全体として、金融機関のほかに様々な業種の方が参加しているので、ディスカッションを通じて色々な視点から意見交換がなされることが今後期待されます。

受講生が講座に関心をもったきっかけとしては、以下のような声が聞かれました。

  • 昨今のESGに対する社会の関心の高まりから、一度体系的に学んでみたいと思っていたため
  • 学位論文のテーマとして企業のCSR・サステナビリティ戦略について扱いため
  • 多くの企業が取り組みを強化しているが、その背景にある論点は何か理解を深めたい
  • 昨今のビジネスにおいてSDGsをはじめとしたサステナビリティ戦略は、そもそも取り組んでいなければ市場から退場させられるものになってきていると感じるため
  • 担当先の顧客については、未だ十分に浸透していない現状がある一方、広めていく必要があると思い知識を整理したいと思ったため
  • 今後企業を引っ張っていく立場として、CSR・サステナビリティ戦略における企業としての優先順位を自身で判断できるようになりたい

※執筆担当…御代田有希(JSIF運営委員)

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